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里山への愛と夢(下河内町内会)
里山への愛と夢(下河内町内会) 2009/08/05
5年前 地元の人の好意でその人の山を下河内地区の桜の山にする案が浮上。“ 下河内町内会 ”と町内の財団法人“ 下河内倶楽部 ”が「 桜の里山 」作りとして推進、40アールの山の雑木を切り倒すところから始まった。
60〜70才代の人たちはすごい、山の扱いをよく知っている。テレビもゲームも無い時代、田や山で親の手伝いをするのがあたりまえで育った世代、木・草・土からの恵みも知っている世代。山を愛し、木・草を操る時代であり、それを生活が必要としたであろう大先輩たちの時代を想像する。
いい歳なのに、簡単に木を倒していく、これって“ 学んでおくべき技 ”のはず。
かくして、あっと言う間に雑木は切り倒され、かたずけられた。
その春から苗木が毎年40〜50本植えられ、今ではこの里山の約6割に桜の木が植えられている。
桜は春のたのしみだが、秋も楽しめるよう今年は紅葉の苗木も植えられた。
植えた苗木が大きくなるまで、毎年 下刈作業をおこない、雑木・雑草を取り除いてやる。
大先輩たちの山仕事を見ておぼえて、大汗をかいて、その後は皆で“ わいわい会食 ”。年に1〜2度だが、この様な楽しみがこの町内にはある。参加するのは簡単だ、町内会の回覧板に案内が出たら、鎌を持って行くだけ。
苗木がひとり立ちできるまで、あと何年作業がつづくのだろうか。自然との・山との付き合いは、世代から世代へ長い時をかけて引継がれ作られていくものだろう。いま結果は出なくても、いま始めるそして世代を超えて付き合ってやる、そうすれば将来に結果がでてくる。それが山とともに生きるってことであろう
今年 桜に小さな花が咲いた。まだ未熟だが年々花をふやして行き20年も経つと、すごい花の山が出来るだろう。
「 この桜の山を作るのを俺も手伝ったんだ 。」って自慢しながら花見ができる。
・・・・これって贅沢な将来の楽しみですよね。
この里山で「 この木・・そう、この桜の木は俺が植えたんだ!」「 いいや、その木は俺が植えた木に間違いない! 」ってばかな会話をしながら満開の桜の下で「 ま・一献どうぞ! 」
・・・なんて大先輩たちと一杯やれる日も、もう近い将来である。
人は100年、木は1000年。 木は動かずしゃべらず1000年も生きれるのだ。
植えた桜や紅葉も1000年の大木に育ってほしい。人間の40世代分の後々までも。
偉大な木にカンパイ。
偉大な先輩たちにカンパイ。
♪♪下河内町内会のホームページ♪♪
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