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葉っぱ

公開日:2023年06月21日 最終更新日:2023年07月05日
登録元:「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」
山を歩いていたら、変わった葉っぱを見つけました。
葉っぱの上に花が咲いてる!
急いでいたので、あとで調べようと思って写真を撮って帰りました。


家に葉っぱ図鑑があったので調べてみることにします。
最初の方のページに葉っぱの写真の一覧表が載っていました。
葉っぱの特徴ごとに分かれて載っているようなので、ある程度絞ってから見ていきます。

まず、葉っぱの形を見ます。
この葉っぱはカエデみたいな切れ込みは入っていなくて、丸みのある形をしています。
「不分裂葉」だと思うので、一覧表を見てみますが多すぎて見つかりません。
調べているうちに単葉なのか複葉なのかもわからなくなってきました。
じゃあ葉っぱの付き方を見てみよう、としたけど写真ではよく見えません。
「互生」か「対生」のどちらかだとは思うのですが…
気を取り直して葉っぱの縁を見ます。
つるんとしていたら「全縁」で、ギザギザしていたら「鋸歯縁」だから、
これは鋸歯縁です。
次は冬になって葉が落ちるか落ちないかを見ないといけないのですが、
見つけたのは春なのでわかりません。
「落葉樹」のほとんどは葉っぱの厚みがなくて明るい色らしく…
たぶんこの葉っぱもそうなので「落葉樹」でいきます。


・不分裂葉
・互生か対生
・鋸歯縁
・落葉樹

とりあえずここまでわかったのでもういちど一覧表を見てみます。


……ない!
けっこう近づいたと思ったのに。
最後に迷った常緑樹の方も見てみたけど見つかりません。


仕方ないので、もうあきらめてインターネットで調べます。
「葉っぱの上に花」で検索してみたらすぐに出てきました。
インターネットって便利だ。


この葉っぱは ハナイカダ でした。
花が筏(葉っぱ)に乗っているみたいだからハナイカダ。
かわいい名前!
この花はやがて黒い実になって、その実を食べることもあるみたいです。
知らなかったら虫こぶかと思ってしまいそうたけど。


さっきの図鑑の一覧表でハナイカダを見てみたら、花も実もついていない写真が載っていました。
葉っぱの特徴だけを見て、植物は図鑑に載っているだけでも1000種類以上あって、その中でも個体差があって…
となると同定ってすごく難しいです。
実際に山に行って見て触って覚えないといけないなあと思いました。

詳細

この情報は、「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」により登録されました。

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