丸太が木材になるまで
公開日:2023年08月02日 最終更新日:2023年08月09日
登録元:「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」
山で育った丸太がそのように加工されていくのか実際に見る機会は少ないのではないでしょうか?
今回は、製材工場を見学した際の写真とともに、丸太が木材になっていく様子を紹介します。
丸太から木材を取る過程は大きく分けて3つの工程に分かれます。
① 丸太の中心から大きな木材(柱や梁など)を取る。
② 樹皮に近い部分から小さな木材(板や間柱など)を取る。
③ 端材などを破砕し、チップに加工する。
【細かな工程】
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長さを切りそろえた丸太が運ばれてきます。 |
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台車と呼ばれる機械を通すと丸太の上下が挽かれ、きれいな板目が見えてきました。 最初の一太刀で取れる木材の大きさが決まってしまうため、とても大切な工程となります。 |
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側面についている樹皮も切り落とします。 |
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丸太の中心部から大きな木材が取れました。 建物を支える柱や梁などの構造材として利用されるようです。 |
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切り落とした樹皮のついた部分から、、小さな木材を取っていきます。 これらは、間柱や筋違などの構造材や、フローリング用の板などの内装材として利用されるようです。 |
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端材は細かく破砕し、パルプ用やバイオマス燃料として使われます。 |
この工場では製材時に発生したおが屑までも燃料として活用し、発電や木材の人工乾燥に必要な上記の供給を行っていました。
カーボンニュートラルな特性を持つ木材の恩恵を無駄なく活用されていました。
この情報は、「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」により登録されました。