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  梅雨の時期は白い花が多い? 2021/05/26
 梅雨に入って雨の日が多くなり、太陽が見えないことが多くなりました。
 今年の中国地方の梅雨入りは例年より早く、1951年の統計開始以来、過去2番目の早さだそうです。梅雨入りが早い分、梅雨明けも早くなると嬉しいのですが、期待どおりにはいかないように思います。
 以前、梅雨の時期に咲く花は、白色が多いと聞いたことがあります。
 実際に植物図鑑を見てみると、白い花を咲かせる植物がたくさん載っています。

 植物は、虫に花粉を運んでもらうために、花をよく目立つ色や模様にして虫を引きつけています。このような植物の花を「虫媒花」(ちゅうばいか)と呼びます。
 ちなみに、花粉を運ぶために風の力を利用する植物「風媒花」(ふうばいか)もありますが、風媒花は虫を引きつける必要がないため地味なものが多いです。

 雨や曇が多くなって太陽の光が差さないと、せっかく咲いた花が目立たなくなってしまい、虫に見つけてもらえません。そのため、薄暗い中でも目立つように、光を反射する白い花が多いのだそうです。
 花ではありませんが、マタタビの葉が花の咲く時期に白くなることも、同じ理由のようです。白い葉で虫を引きつけ、葉の下に隠れている花に気づいてもらうのです。

 梅雨の晴れ間に、花を探しに出かけてみました。
 雨の日が続いても、かわいい花を見ると気分が明るくなりますね。

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コバノガマズミ
(スイカズラ科ガマズミ属)
オトコヨウゾメ
(スイカズラ科ガマズミ属)

コツクバネウツギ
(スイカズラ科ツクバネウツギ属)

コガクウツギ
(アジサイ科アジサイ属)
ウツギ
(アジサイ科ウツギ属)

ヤマボウシ
(ミズキ科ミズキ属)

 
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