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大きな実をつけるどんぐり

公開日:2023年01月06日 最終更新日:2023年07月05日
登録元:「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」
 新年明けましておめでとうございます。

 先日、子どもが家に持って帰ってきた「どんぐり」について話をしたいと思います。
 どんぐりとは、ブナ科に実る果実の総称ですが、果実の外側が固くなっている、いわゆる堅果というタイプを指すようです。

 さて、このどんぐりはどの木からできたのか気になったので調べたところ、ブナ科コナラ属の落葉高木である「アベマキ」と分かりました。
 別名はコルククヌギと呼ばれ、その名が示すように灰褐色の幹には、成長するにつれて深い溝が走り、樹皮を指で押すと弾力があり、分厚いコルク層が発達しているのが特徴的です。
 夏はカブトムシやクワガタの採集、秋にはどんぐり拾いと人気があり、日本の里山を代表する「クヌギ」と特徴が似ており、特に西日本の瀬戸内海地方に多く分布しています。

 アベマキは、かつては薪炭やコルクを採るために植栽されていたほか、現代では、しいたけ栽培の原木として用いられるなど、人々の生活との関りが多く、まさに日本の里山を代表する落葉樹です。
 樹高が30m近く伸びる高木で成長が早く、伐採しても切り株から芽が出て、持続的な利用が可能な里山の樹木の一つと言われています。
 アベマキの木は2年目の秋頃から果実ができ、長さ2cmあまりの大きな球形です。
殻は、毛先が細長くうねった髪の毛のようにボリュームがあり、モジャモジャでお椀のような帽子を被っていますが、通常は落下した衝撃で外れていることが多いようです。

 今年は、子どもたちとアベマキの木を探して、どんぐり拾いに出かけてみようと思っています。

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この情報は、「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」により登録されました。

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