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秋といえば

公開日:2022年10月12日 最終更新日:2023年07月05日
登録元:「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」
 キンモクセイの香りがしますね。この時期よく耳にしますが、私にとって、この秋はとても頻繁に耳にしている気がします。バイクに乗って走っていてとても匂う。そう思ってまわりを見ると、葉と枝の付け根にかたまって橙色の花が咲いているキンモクセイの木がいつもの秋より目に入ってくるような気がしています。

 強い香気と橙黄色の花が特徴的なキンモクセイは、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木です。庭木として見かけると思いますが、山では・・?キンモクセイは、日本に自生している樹木ではなく、江戸時代に庭木として由来したといわれています。以前は中国原産といわれていましたが、中国原産のギンモクセイの変種である、九州にも分布してるウスギモクセイからつくられた。など、諸説あるようです。雌雄異株で、植栽されているものは雄株です。北海道、青森と沖縄では広く植栽されていないようで、街中で香ることはないそうです。花期は9月下旬から10月上旬。中国では花を薬として利用し、お茶にも利用されるそうです。
 葉は、対生(たいせい 葉が枝から対になって生えている)、葉のふちは鋸歯(きょし ぎざぎざ)があるものないものがあり、葉先は細く尖り、基部はくさび型です。皮質で表は濃い緑色で光沢があり、裏は淡い緑色、毛はありません。
 キンモクセイは、灰褐色である幹が太く大きくなり、よく分枝をする性質なので、植栽されている木であれば、剪定が重要です。花芽は花が咲く直前の夏につくられること、寒さに比較的弱い常緑樹の剪定は冬以外の時期に剪定を行うことが多いことから、キンモクセイの剪定は、花後か春(3~4月)に行うとよいようです。剪定等手入れが可能な高さ(2、3m)にするために上方に伸びる枝や幹を切る、枝が混まないよう3本に分かれているときは真ん中を切るなど、コツがあり、樹形が卵のかたちに仕立てるとよいようです。
花は葉の元の枝にかたまってつく。
花弁は4枚。
 
 

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この情報は、「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」により登録されました。

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