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小さな森

公開日:2021年12月01日 最終更新日:2023年07月05日
登録元:「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」
 最近、急に寒くなってきたと思えば、12月に入ってしまいました。庭や畑の植物も冬の顔を見せています。
 冬の庭に彩を添える植物としては、5~6年前から植木の下のグランドカバーとして、タイムです。夏の時期は日陰では鮮やかな緑色で日なたは枯れたようになってですが、冷え込みと共にブロンズ色に染まってきます。タイムは高さ15センチ程度にしかならず他の植物を植える予定のない場所では踏みつけて歩いてもいいので使い勝手のいい植物です。 
 特にグランドカバーとしてタイムを選んだ理由は、1日陰で育ちやすい、2背丈が高くなりすぎない、3匂いが強いので近所のネコが庭を荒らしにくくなるといった点でした。実際に日陰では地面をしっかり覆ってくれて、日なたには伸びていきにくいので他の花を植えるスペースを邪魔することもなく、雑草が生える量が減っているので、手入れの手間も省けて狙い通りの結果が出ています。
 最近は元気が良すぎて生垣の間から顔を出しているぐらいになっています。
 冬の畑でも元気よく緑色を茂らせている日なたの雑草対策のローズマリーです。ほとんどのハーブは半日陰程度の場所でないと夏越しが難しいのですが、ローズマリーは日当たりのいい場所で元気よく葉を茂らせていきます。
 料理やポプリなどの利用が一般的でしょうが、ここまで元気よく育ってくれると使うよりも大きくなる方が早いので、どうしようかと思っていたのですが、トマトやキュウリの根元に敷くと動物よけになってくれています。
 冬に向かってあまりにも勢いが良すぎるので、枝を大きく刈り込んで道路にはみ出ないようにしてみました。刈り込んだ断面は太い幹が荒々しい感じになって、しばらくみっともないかな?とも思いますが、夏までには回復すると思います。
 このローズマリーの枝と、トウガラシ、シナモンスティックを使ってリースを作ってみました。結構いい感じにできたので、出来上がりを子どもに見せたところ、「いいじゃん、でもこの部屋ローズマリーの匂いがすごい・・・。」とクレームを言われてしまいました。締め切った室内で新鮮な枝を弄り回すもんじゃないな。と少し反省
 森づくりブログなのに、ハーブしかないと思われるかもしれませんが、今回取り上げたタイムとローズマリーは、「常緑低木」です。ほら、木と思って低い目線から見てみると小さな森に見えてきませんか。

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この情報は、「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」により登録されました。

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