タラノキ
春ですねー。
暖かくなったし、山からはヒサカキの花の匂いがしてくるし、と思っていたら4月です。
そろそろ山菜採りの季節でしょうか。気になっていたポイントにいってみましょう。
いい感じにタラノキの芽が出ています
見回してみると大きく育ったものや、まだ収穫には少し早そうなものなどいろいろありますが、食べごろという感じでしょうか。
逆光になっていて見えにくいですが、収穫してみました。
10分くらいでこれくらいの収穫。夕ご飯のおかずは少し多いかなと思ったら、ご近所の方がいたので半分くらいはおすそ分けしました。
夕ご飯のおかずとして、天ぷらとゆでたものの2品が食卓に上りました。
ゆでたものは酢味噌をかけていただきます。やっぱり春はこの風味をよねと思いながら楽しみました。
タラノキはウコギ科の落葉低木で、水はけのよい日向に生える植物です。
伐採跡地などにいち早く生えてくるので、ヤシャブシやヤマツツジなどと一緒に先駆植物(パイオニア植物)ともいわれ、
これらの植物がある程度育った後に、コナラなどの落葉高木が増えてくるといった植物相の変化を遷移と呼びます。
広島市のある瀬戸内地方では遷移が進むと最終的には、カシやシイを中心とした厚みがあり艶のある葉の照葉樹が多い森林となります。
ウコギ科の植物には、コシアブラやウドといった山菜として知られる植物があります。
また、観葉植物としてよく売られているシェフレラもウコギ科の植物です。
園芸店では、「カポック」の名前で売られていることもありますが、カポックという植物は葉が似ている全く別の植物です。
シェフレラがタラノキなどと同じ科の植物なんだなと実感するのは、選定した時にタラノキとよく似た匂いを嗅いだ時ですね。
この情報は、「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」により登録されました。