ひろしま森づくりコミュニティネット森づくりブログ梅雨の時期は白い花が多い?

梅雨の時期は白い花が多い?

公開日:2021年05月26日 最終更新日:2023年07月05日
登録元:「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」
 梅雨に入って雨の日が多くなり、太陽が見えないことが多くなりました。
 今年の中国地方の梅雨入りは例年より早く、1951年の統計開始以来、過去2番目の早さだそうです。梅雨入りが早い分、梅雨明けも早くなると嬉しいのですが、期待どおりにはいかないように思います。
 以前、梅雨の時期に咲く花は、白色が多いと聞いたことがあります。
 実際に植物図鑑を見てみると、白い花を咲かせる植物がたくさん載っています。

 植物は、虫に花粉を運んでもらうために、花をよく目立つ色や模様にして虫を引きつけています。このような植物の花を「虫媒花」(ちゅうばいか)と呼びます。
 ちなみに、花粉を運ぶために風の力を利用する植物「風媒花」(ふうばいか)もありますが、風媒花は虫を引きつける必要がないため地味なものが多いです。

 雨や曇が多くなって太陽の光が差さないと、せっかく咲いた花が目立たなくなってしまい、虫に見つけてもらえません。そのため、薄暗い中でも目立つように、光を反射する白い花が多いのだそうです。
 花ではありませんが、マタタビの葉が花の咲く時期に白くなることも、同じ理由のようです。白い葉で虫を引きつけ、葉の下に隠れている花に気づいてもらうのです。

 梅雨の晴れ間に、花を探しに出かけてみました。
 雨の日が続いても、かわいい花を見ると気分が明るくなりますね。
コバノガマズミ
(スイカズラ科ガマズミ属)
オトコヨウゾメ
(スイカズラ科ガマズミ属)
コツクバネウツギ
(スイカズラ科ツクバネウツギ属)
コガクウツギ
(アジサイ科アジサイ属)
ウツギ
(アジサイ科ウツギ属)
ヤマボウシ
(ミズキ科ミズキ属)

詳細


この情報は、「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」により登録されました。

この記事をチェックした人はこんな記事もチェックしています