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子育ての現場で注目!「木育」の大切さ

公開日:2020年09月01日 最終更新日:2023年07月05日
登録元:「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」

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子育ての現場で注目!木育の大切さ(令和2年9月)

 日本は、国土の3分の2を森林が占めている、世界でも有数の資源が豊かな国です。戦後植えられたスギやヒノキが立派に育ち、木材として使える時機がやって来ています。

 私たちの暮らしでは、床や天井、壁など、身近な所に木が使われています。暮らしに欠かせない木は、大きな可能性を秘めていて、木だけがもつ独特な「温もり」「香り」「癒し」など、他にはない重要な役割を果たしています。
 このような重要な効果をもつ木を、暮らしに取り入れ、更に、子育ての中で活かすことは大切だと感じています。

 子育てや教育の中で木を活かすことを「木育」と言いますが、「木育」と聞いて、何をイメージされるでしょうか。

 木育とは、木を好きになって、普段の暮らしの中に木を取り入れるという意味合いだけでなく、木を使うことが森林や環境を守ることにつながるといった意識を持って、生涯にわたって木を感じ、学び続けるということも含まれています。
 木のもつ「温もり」「香り」「色」「音」「柔らかさ」「癒し」など、人間の五感で感じる木の良さを、子どもの頃から体験することで、子どもの心の発達を促すことができます。
 木と関わる体験を通じて、木に対する親しみや森林への理解を深め、木の良さを知るきっかけにもなります。

 木をどう活かして、子どもたちに何を伝えていくかが大切なのです。

 子どもたちは、木のおもちゃを使うとき、舐めたり、匂ったり、たくさん動かしたりして遊んでいます。木製なので、安心して使ってもらえます。
 以前、小さなお子さんをもつおやごさんにインタビューしたときは、「木のおもちゃは子どもにも安心ですね」「木に触れると心がスッと落ち着きます」「木の香りがいいですね」といったコメントをいただきました。大人にも評判がいいようです。
 私の子どもがまだ小さい頃のことですが、家で木のおもちゃを使うとなかなか手を放そうとせず、夢中になって遊んでいた姿を思い出します。木にはそれほど魅力がたっぷり詰め込まれていると感じます。

 木育がどんどん広まれば、木の良さもどんどん広まり、日本の森林を元気いっぱいにすることができると思います。
 普段の暮らしの中に、少しでも木を取り入れてみてはいかがでしょうか。きっと、子どもたちの心が豊かになり、大人たちはその姿に癒されるはずです。

この情報は、「統括団体(広島市経済観光局農林整備課)」により登録されました。

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