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ホーム > 森づくりブログ > 竹林の拡大を防ぐために、タケノコ掘りをしました!
 我が家の田舎の畑は、繁殖力の旺盛な竹林(モウソウチク)に接しています。
 毎年4月になると、地面のあちらこちらからたくさんのタケノコが顔を出します。
 その竹林の所有者はご近所の家ですが、タケノコを採られる様子はありません。

 竹は地下茎を伸ばして周囲の森林や農地に侵入し、地下茎からタケノコを生長させて竹林を拡大していきます。タケノコは、2〜3か月でそれぞれが立派な竹(高さ10〜15m程度)になりますので、竹林に隣接した我が家の畑は常に竹林化の脅威にさらされています。
 竹林の拡大を防ぐためには、竹林の伐採やタケノコの除去などを行う必要がありますが、竹林の所有者はなかなか自主的には行ってくれません。

 そこで、我が家から竹林の所有者に、タケノコを除去させてもらっても良いかと交渉すると、竹林の所有者から「迷惑をかけていることは分かっています。タケノコの除去もタケノコ掘りも自由にしてもらって良いです。」との了解をもらいました。
 タケノコの先端部分を除去して生長できないようにすることやタケノコを収穫することで、竹が増えるのを抑えることができます。
 収穫して竹林の所有者からいただいたタケノコは、皮を剥き、大きな鍋で少量の米ヌカと一緒に30分程度(やわらかくなるまで)茹でて自然冷却した後、タケノコご飯と煮物に調理して頂きました。採りたての新鮮なタケノコは香り高く、とても美味しかったです。

 我が家は、竹林の手入れをさせてもらう代わりにタケノコを頂き、竹林の所有者はタケノコ掘りをさせた代わりに竹林の手入れが進み、我が家と竹林の所有者との両者にメリットが得られました。このような形であっても身近な竹林の維持管理につながれば良いと思います。

     タケノコ掘りの様子         
         皮むき
        調理の様子
         完成!
 
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