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薪の利活用の取組について
薪の利活用の取組について 2019/02/06
広島市では、平成27年に第2次の「広島市森林づくりプラン21」を策定し、「市民と育てる森林づくり」と「林業の再生と元気な山村地域づくり」を2本の柱として、森林・林業の振興に関する施策を推進しています。
現在、市の広報紙「ひろしま市民と市政」の2月15日号で、「林業の再生」に向けた取り組みの一つである「薪」の利活用について紹介する準備を進めています。
近年、個人の自宅などに薪ストーブが設置されたり、薪を使ったピザ販売店が市内に複数誕生するなど、薪が森林資源の有効活用の方策として見直されてきています。
木質バイオマス燃料の種類としては、チップ、ペッレット、薪などが挙げられます。
チップやペレットを作るためには、数百万円から数千万円もする機械が必要となりますが、薪は、斧や薪割機などの簡易な道具や機械で作ることが出来ます。
薪の生産や利活用が広がることで、地域に新たな雇用が生まれる効果も期待できます。
こうした地域での薪生産の取り組みなどについて、紹介することにしています。
「ひろしま市民の市政」の2月15日号です。お楽しみに!!!
また、広島市では、木質バイオマスの利活用に関する小さな循環モデル(一定地域内で、間伐後、森林内に放置されている未利用材から薪を生産し、地域の温浴施設などの公共施設に設置する薪ボイラーの燃料として使用する)を、本市最大の林業地である佐伯区湯来町に導入する準備を進めています。
具体的には、佐伯区湯来町の温浴施設「クアハウス湯の山」に薪ボイラーを導入するとともに、近隣に薪加工場を整備するもので、現在、薪加工場の整備を進めており、平成31年度から、薪の生産を開始し、平成32年度に薪ボイラーを稼動させる予定です。
この取組により、木のいい部分は建築用材などとして出荷され、今まで使われなかった部分や小径木は薪として利活用されることとなり、一定程度の林業収入の確保だけでなく、化石燃料の代替利用による地球温暖化防止対策にも繋がります。
このような未利用材から薪を生産する取り組みに興味のある地域や団体の皆様には、様々な支援制度を準備していますので、ぜひご相談ください!!!
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