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  木のおもちゃを活用した「木育」の普及を目指して 2018/11/07
 広島市では、「ひろしまの森づくり県民税」を活用し、県産木材の利用を進めることを目的として、これまで県産材を使ったベンチなどの木製品を公共施設へ設置する取組を行ってきました。
 平成29年度からは、子どもたちに木の温もりや質感に親しんでもらい、広島県産の木の魅力を体感してもらいたいと考え、木のおもちゃを活用した「木育」に取り組んでいます。
 「木育」とは、木と関わる体験を通して、木に対する親しみや森林環境に対する理解を深め、木を生活に取り入れたり、森づくりに貢献することのできる人を育てる取組です。
 全部で43種類の木のおもちゃを作り、乳幼児とその保護者が気軽に集い、遊べる場所として開放されている広島市の常設オープンスペース16箇所に配布しています。
  
 オープンスペースに設置した木のおもちゃは、ほとんどが天然の無垢の木で、すべて広島県産のヒノキなどの木材から作られています。
 一つのオープンスペースにすべてのおもちゃが揃っているわけでなく、各施設の状況に合わせて置いているのですが、中でも、巨大なジャングルジムは元気いっぱいの子どもたちに人気の遊具です。
 木のおもちゃを使う子どもたちは、おもちゃを舐めたり、動かしたりして遊んでいますが、安心して使ってもらえます。
 使っている木の種類によって、「色」「手触り」「重さ」「匂い」などが異なり、違いを感じて、五感を育んでもらえます。
 小さな子どもを育てる保護者からは、「木のおもちゃは安心」「心がすっと落ち着く」「香りがいい」といった意見を聞きます。
 木材の持つ「色」「音」「温もり」「香り」「柔らかさ」といった五感を通して感じる木の良さを、感受性が豊かな乳幼児の時期に体感することで、木に親しみを持つ体験をしてもらいたい。
 保護者の方にも、子どもたちと一緒に木の良さを感じて親しみを持ってもらうこと、この体験から木材を利用すること、森林を守ることについて関心を持つきっかけにしてもらいたい。
 この2つの思いから、広島市では、木のおもちゃを配布しました。

 
 
 これからも木のおもちゃを活用した「木育」に取り組み、多くの方に木や森に親しんでもらいたいたいと思います。
 

 広島市経済観光局農林水産部農林整備課
 TEL:082-504-2249 
 
 
  

 
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