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  「地域ぐるみで薪を作って、薪を使う。〜自伐林業の実践による地域の活性化を目指して〜」(戸山の森守人) 2018/05/02
「山の中で眠っている木をどうにかせんといけん」と思ったのが、自伐林業に取り組んだきっかけです。
広島市の支援を受けて、森林組合に任せるのではなく、地域の住民が木を伐って、自分たちで出して、木材を有効活用する自伐林業に取り組んでいます。

 私は安佐南区沼田町の戸山地区在住で、地元の自伐林業グループ「戸山の森守人」代表の玉垣です。
 団体の名称のとおり、戸山の森を守るために、地域の山を間伐して、地域を少しでも元気にしようと強く思い、団体を結成しました。
現在は、間伐班と薪作り班に分かれて、18名体制で活動しています。

広島市の中山間地域には、豊かな自然が広がっています。
 しかし、近年、木材価格の低迷や後継者不足などの問題で、代々受け継いだ山を管理できず、荒れた森林が増えています。
 森林の適切な管理が行われないと山が荒れて、土砂災害の防止や洪水の緩和、きれいな水や空気を作り出すなどの森林が持つ公益的な機能が十分に発揮されなくなります。
私たちは昨年度から、団体のメンバーを結集して、薪割機を使ってコナラなどの広葉樹の薪を作る作業を本格的に始め、作った薪を順次乾燥させる作業も同時に進めています。
最近になって、戸山地区では、移住者の方を中心にご自宅に薪ストーブを入れる方が増えているので、今後は作った薪をそこへ供給していく計画です。
やはり、薪ストーブを入れた家には温もりがあって、心がホッと落ち着くものと実感しています。地域で薪をたくさん作って、薪ストーブを入れる家がどんどん増えてもらえれば、これほど嬉しいことはありません。
 木を伐って出した間伐材の売払い代金と薪の販売収益を共に得ながら、地主へ還元するスタイルが理想的ですが、間伐材と薪を売って収益が上がり、活動が軌道に乗るようになれば、団体メンバーのモチベーションを更に高めることができるものと考えています。
 山に人が入り、手入れが進めば、クマやイノシシなどの人身被害が減り、間伐材を燃料などに活用することで、資源の有効利用にもなります。
 何より地域の人たちが協力して、活動をすることで、交流が今まで以上に活発になり、地域コミュニティの活性化にもつながるのではないかと期待しています。
 これからも、地域が元気になるよう、地域が一体となって自伐林業に取り組んでいきます。
 
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