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  『やのみー探検隊の活動』(やのみー探検隊) 2018/02/01
 私たち「やのみー探検隊」は、安芸区矢野南学区の住民、特に小学校のPTA役員のOBを中心に、2010年に結成した団体です。
 矢野南学区のほとんどは、安芸矢野ニュータウンという住宅団地にあたり、背後には山が広がっています。かつて、子どもが迷い込んで大騒ぎになったことなどもあり、子どもたちには、「裏山」に入って遊ばないように言うようになりました。大人たちもあまり関心を持つことはありませんでした。
 しかし、その裏山には素晴らしい自然と歴史の痕跡が残されていることを知り、団地の住民、とりわけ子どもたちにそのことを紹介し、自分たちのまちを誇りに思う気持ちにつなげたいと思いました。それが、「やのみー探検隊」結成の動機です。
 
 「やのみー」とは、矢野南小学校のマスコットキャラクターで小学校創立10周年記念事業の一環として決定されました。団地が造成される際に壊された弥生遺跡から出土した「動物形土製品」をモチーフにイラスト化され、子どもたちから名前を募集したものです。「やのみー」自体、この土地が歴史のある土地であることのシンボルになっています。
 団地のあちこちには山への入り口があります。一番近い「裏山」には茶臼山(230m)という名前があり、山道は矢野三山と呼ばれる絵下山(593m)、発喜山(476m)、明神山(502m)につながっています。これらの山には、矢野城跡(広島県史跡)など中世以降の歴史の痕跡がたくさんあります。
 私たちは、活動開始当初、これらの山道を調べて、マップを作ったり、案内板を立てたりしました。
 現在は、安芸区役所や矢野公民館、PTAや子ども会とも連携して、子どもたちを中心にした自然観察会やバードウオッチングなどを開催しています。子どもたちに、ふるさとの山の思い出をつくってあげることができれば素晴らしいと思っています。
 観察会では、ギフチョウやタワヤモリ、ブチサンショウウオなど希少な生き物が見つかることもあります。珍しくなくても、身近にいろいろな生き物がいることを知ると、自然への関心が生まれてきます。
 普段は大人たちで、山道を歩いて危険な場所を確認したり、楽しい場所を見つけたりしています。それはそれで楽しい活動になっています。また、矢野の山の情報をブログやSNSで発信しています。2014年からは「のろしリレー」の主催者の一つとして、絵下山の名前を全国にPRしており、町の人の誇りになりつつあります。
 「裏山」だと思って背を向けていれば、ただの危険な場所ですが、愛すべき「里山」だと思えば、山はいろんなことを教えてくれます。
 
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