寺山公園をつくろう会
                               

寺山現地実態調査

平成20年9月2日
「寺山公園をつくろう会」実行委員会のメンバー23名が参加し、最初の作業はまず山の実態を調査することから始まります。
 
 心の古里寺山が、住民の心から離れて約60年、この間に山の形態は荒廃を続け、雑木、雑草が生い茂り、檜は鹿によって無残な姿で立ち枯れ、倒木が山道を塞ぎ、残された物は狸の寝床と、鹿のもたらしたダニだけです。林も、森も鬱蒼として自然の姿を失っています。

 調査の順路は、比較的寺山について詳しい「可部山繭同好会」の案内で、寺山公園駐車場から寺山八幡宮、耳観音、水晶谷、稲荷神社、シリブカガシの森、やままゆの森から古墳跡を経て頂上に至る約2kの行程です。

 この調査から出た実行委員会の意見を集約すると、倒木の除去、雑木、雑草を刈り取り、生息する鹿の追放と、鹿の媒体するダニの駆除、雑木の間伐で日光の当たる空間を作ることです。

 9月9日からは、毎週火曜日午前8時30分実行委員48名の中から、参加できる人の自由意志により、倒木除去、伐採作業から寺山整備計画の第1歩を踏み出します。
 

 
   

小田会長を中心に、作業方針、安全対策の打ち合わせ。
寺山八幡宮上部、前方に寺山公園やままゆの里。
耳観音上部付近での打ち合わせ。
稲荷神社、ゴメン観音付近と歴史ある山道がつづき、このあたりには、高松城城主熊谷の別邸もありました。
鹿による被害で檜が立ち枯れている姿を多く見かけます。
狸のねぐら、新しい物、空き家となった物がそこかしこと点在し夜間は民家へ侵入の基地となっています。

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