NPO法人里山環境保全みどり会
                               

やん谷自然道は今!

やん谷自然道はその昔、広島市内から温泉で身体を癒す人で賑わっていました。山の中腹には湯つぼの跡やお茶屋さんの跡も残っています。しかし、完全に忘れ去られていましたが、2005年にNPO法人里山環境保全みどり会によって整備され、やん谷自然道として甦りました。

2005年に土砂によって失われた道を復活する工事を行いました。
重機も使って大きな石を動かしました。
温泉施設やその上にある岩観音についてはまたの機会に紹介しますが、今回はなくなったカギカズラを紹介します。
これは3年前の元気だったころのカギカズラです。
とげがカギの形をしています。
このカギは釣藤鈎(ちょうとうこう)という漢方薬になります。
日本ではあまりできないので中国から輸入するほどのめずらしいものです。
やん谷自然道は登山道として利用されていますが、あまりと通る人がいなくて、だんだんと荒れています。落ち葉の上を歩く人も少ないようで、踏み跡もありません。
荒れつつあるので、どなたかが、道のそばにある木や草を刈って通りやすくされているようですが、その切った木と一緒にあったのがこのカギカズラで、発見したのは昨年の冬でしたが、切られた小枝を持って帰りました。
そして、この度、そこから新しい新芽が出ていないかと探しに行きましたが、どこにもなくて、残念ながらここ、やん谷自然道から姿は無くなりました。

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