NPO法人里山環境保全みどり会
                               

炭窯修理

1月25日に炭窯大修理を開始しました。これまで、炭づくりのたびに割れ目から煙がでて、その割れ目付近は燃え続けて灰になりいい炭ができませんでした。煙が出る場所には灰と赤土を混ぜたものを水で溶いて塗っていました。この作業を着火から密封するまでつききりで行っていました。この度、広島市の平成29年度市民協働森づくり支援事業の補助金をいただき、大改修工事を実施し、無事に工事は終了しました。すばらしい炭窯へと生まれ変わった「鹿ケ谷炭窯」の火入れも無事に終わり、きっといい炭ができることでしょう。

修理は炭窯の周りを掘ります。
屋根の柱は土に埋めていましたが、10年の歳月で腐りかけています。この柱のまわりにブリキを撒いて、モルタルを流して、腐食防止をしました。
表面を剥がすと中はひびが入っていました。
ここも傷んでいます。
赤土は焼けて石のようにカチンカチンになっています。
内側の耐火レンガの補修と外側の割れた部分を補修します。
外側にブロックを積みます。
内側の耐火レンガと外側のブロックの間に赤土を入れます。赤土がきれいにすきまに入るように水でドロドロに溶いたものを流し込みます。
このすきまに赤土を流し込みます。
ブロックを積んでブロックが渇くと赤土を流し込んで、また、ブロックを積んで赤土を流して、。この繰り返しで側面が完了しました。
前面を赤土を塗ると、素晴らしい炭窯に見えてきました。
天井の内部と上部を仕上げて、矢印のところから炭の材料の木を入れて密封しました。
焚口から火入れをしました。焚口から、中の炭になる木に引火するまでには半日がかかります。

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