湯来ふるさとプロジェクト
                               

桜の森・狐原山植生講習会

9月7日(日)桜の森・狐原山の植生講習会を開催しました。講師は森林インストラクターの長井稔さんです。
4年前に植樹した桜の剪定や管理はどうするのか?
今後の狐原山はどの用にすればいいのか?狐原山はどんな植生なのか?
ということを教えてもらいました。

植樹した桜の苗は「接ぎ木」でもとは大島桜であることを、恥かしながら初めて知りました。
接ぎ木した部分あたりから伸びている枝は、染井吉野ではなく大島桜なのかも知れません。染井吉野が咲くように、秋が深まったら、剪定をしましょう。
ショックなことが判明しました。
湯の山にある「竹下桜」の子どもだと思っていただいた桜は、シダレ桜ではないことがわかりました。
確かにそうです。素人の私たちが見ても鋭角に伸びている桜の枝。「いつになったらしだれるのかしら・・・」と思っていました。この桜、なかなか花も付けません。
しだれなくてもいいから、今度の春には花をつけてほしいものです。
狐原山は、おおきな木が全て伐採された山です。まだ、それぞれの木が小さくて、木の特徴を十分に表していないものがほとんどのようです。
でも、狐原山のシンボルツリーに・・・と勧められた「うらじろ樫」。今後はむやみやたらに下草狩りをしないで、残すべき木をよく選んで草刈をしなくてはならないようです。
森林インストラクターの長井さんです。
狐原山には基町環境護岸にあったポプラの子ども「湯来ポプラ」があります。
柳の仲間であるポプラには、この場所は水不足だったようでなかなか成長していません。今度の活動のときには、谷筋か平地に植え替えることにしました。
狐原山の植生は、これといって特別なことはありませんでした。しかし、私たちには宝物の大事な山です。昔は「ササユリ」がたくさん咲く山だったと聞いています。桜もササユリも花がさいて、人がたくさん集まる山になったらいいなあ…と夢見て、れからも活動を続けます。
講習会で勉強した木にはテープをつけて名前を書いてもらっていました。狐原山に行って、見てみてください。

お知らせ
9月28日(日)には、湯来町の石ケ谷峡で自然観察会があります。講師はもちろん長井さん。時間は10時から。現地集合、現地解散です。どなたでも参加できますので、どうぞ、湯来に来てください。

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